セブ島滞在中に、突然の病気や事故によるケガなどで緊急に病院受診が必要になることがあるかもしれません。
そんなときのために、緊急時の連絡先とどのような対応が必要か知っておくことは重要です。
今回はセブ島での救急医療に関する緊急時の連絡先と対応策についてご紹介します。
1.セブ島の医療事情
セブ島には公立(政府が運営する)病院と私立病院があります。公立病院は一般的に費用が安く抑えられていますが、設備が古かったり衛生状態があまり良くなかったり、多くのフィリピン人が利用しますので待ち時間が長くなることがあります。一方、多くの日本人が利用する私立病院は比較的医療水準が高く設備が整っていますが、その分費用が高くなります。
セブ島の病院に日本人の医師や医療スタッフはおそらくいません。日本語が少し話せる医師や看護師がいるところもありますが、一部の私立病院に限られています。言葉に不安がある人は、日本人スタッフが常駐する「ジャパニーズヘルプデスク(JHD)」を利用することをお勧めします。
セブ島の病院を受診する際の手順とポイントについては、こちら↓の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
セブ島在住日本人の強い味方であるジャパニーズヘルプデスクについては、公式HPをご覧ください。
ジャパニーズヘルプデスク公式HP
2.受診までに必要な対応
救急車要請、タクシーなど手配
連絡先は「3、連絡先一覧」にまとめていますのでご参照ください。
病院に受診するためには、移動手段を確保する必要があります。
救急車を要請したい場合は、セブ島内ではERUFの「161」にまずは連絡しましょう。
★ERUF(エルフ:Emergency Rescue Unit Foundation)
参考ページ: Facebook /Cebu City Rescue – ERUF)
繋がらない場合は、滞在先から近いところにあるERUF支社に連絡しましょう。
この他に、受診したい病院に直接連絡し、救急車を要請する方法もあります。
フィリピンの携帯番号を持っていなかったり、自分で連絡することに不安がある人は、滞在先のフロントデスクに連絡して救急車の要請やタクシーの手配をお願いしましょう。滞在先によってはバスなどの車や車いすなど準備をしてくれるところもあります。
語学学校や会社に所属されている人で、医療スタッフや日本人スタッフがいる場合は、スタッフに連絡して必要な手配をお願いするのもいいでしょう。
セブ島は、特に平日朝晩の時間帯は渋滞がひどいです。タクシーの場合、通常よりも到着までに時間がかかりますので、緊急性が高い場合は、救急車を要請することをお勧めします。
必要物品の準備
以下のものは受診時に必要ですので、出発前に準備しておきましょう。
・身分証明書(パスポートなど)
・海外旅行保険の保険証券
・現金、クレジットカード
・治療中の病気がある場合は、診断書や服用中の薬(できれば英語表記のもの)
保険会社に連絡する
海外旅行保険に加入している場合は、保険会社に受診することで保険が利用できる病院やお勧めの病院の情報を教えてくれます。セブ島にはキャッシュレス受診が可能な病院もありますので、提携している病院の情報や受診の手順について教えてくれます。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を持ってる場合は、まずはクレジットカード会社に連絡が必要です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の使い方については、こちら↓の記事をご覧ください。
ジャパニーズヘルプデスクに連絡する
セブ島には、以下の病院にジャパニーズヘルプデスクのオフィスがあり、日本人が常駐しています。
・セブドクターズ ユニバーシティ ホスピタル(Cebu Doctors University Hospital)
・チョンワ ホスピタル マンダウエ(Chong Hua Hospital Mandaue)
海外旅行保険に加入していて、受診先の病院でキャッシュレス受診が可能な場合は、ジャパニーズヘルプデスクが受診の手配や支払いの手続きなど行ってくれますので、受診前に連絡しましょう。
海外旅行保険に加入していない場合も、受診に関する案内をしてくれますので、どのように対応したらいいか分からない時は連絡することをお勧めします。
3.連絡先一覧
緊急時(医療)の連絡先をまとめましたので、必要になりそうな情報はメモするなどご活用ください。
【救急車】
ERUF | 161 |
ERUF BANILAD (バニラッド区) | +63-32-416-2664 +63-32-233-9300 |
ERUF Abellana Sport Complex (セブ市立 アベリアナスポーツ施設) | +63-32-255-7287 |
ERUF Ramos (セブ市 ラモス) | +63-32-253-8982 |
ERUF Mandaue (マンダウエ市) | +63-32-345-1486 |
ERUF Chong Hua Hospital (セブ市 チョンワホスピタル) | +63-32-254-1461 |
ERUF Lahug (セブ市 ラフグ) | +63-32-232-2410 |
ERUF Lapu-Lapu (Mactan) (ラプラプ市) | +63-32-340-2994 |
【病院】
<セブ市内>
CEBU DOCTORS’ UNIVERSITY HOSPITAL セブドクターズユニバーシティホスピタル | +63-32-255-5555(代表) +63-917-571-7436(JHD:日本人スタッフ) |
CHONG HUA HOSPITAL – CEBU CITY チョンワ ホスピタル セブ シティ | +63-32-255-8000(代表) |
<マンダウエ市内>
CHONG HUA HOSPITAL – MANDAUE CITY チョンワ ホスピタル マンダウエ シティ | +63-32-233-8000(代表) +63-917-791-2177(JHD:日本人スタッフ) |
UNIVERSITY OF CEBU MEDICAL CENTER UCメディカルセンター(UC Med) | +63-32-517-0888(代表) |
<ラプラプ市内>
MACTAN DOCTORS’ HOSPITAL マクタンドクターズホスピタル | +63-32-341-0000(代表) |
ALLEGIANT REGIONAL CARE HOSPITALS エーアールシーホスピタル | +63-32-260-9189(代表) +63-917-791-2177(JHD:日本人スタッフ) |
4.まとめ
日本とは医療事情も言語も異なる環境では、緊急時も思うように進まない可能性がありますので、早めに対応することが重要です。
事前に緊急連絡先や医療機関の情報を把握しておき、受診時に必要なものもあらかじめ備えておくことをお勧めします。
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